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現役HIP HOP DANCERがオススメするダンスシューズ3選

ダンスについて

ダンス用のシューズ選びはとても大切です。

足を怪我から守ることも当然ですが、自己主張の塊であるHIP HOP DANCEにとって、どんなシューズを履きどんなファッションに身を包むのかというのは、ダンスの内容と同じくらい重要な問題なのです。

ここでは、現役HIP HOP DANCERが心底オススメしたいダンスシューズを3つご紹介していきます。

現役HIP HOP DANCERが心底オススメしたいダンスシューズとは

富と成功のシンボル!「エアジョーダン」(NIKE AIR JORDAN)

エアジョーダンは、バスケットボールの神様であり、NBA史上最高のプレーヤーと謳われたマイケル・ジョーダンがシグネチャーモデルのNIKEのバスケットシューズです。

彼がNBAに多額の罰金を払いながらも試合で愛用し続けた最初のモデルAJ1の登場は1985年。

そこから爆発的な人気が始まり、今日に至るまで何十種類ものシリーズが誕生し続けている怪物的存在のスニーカーです。

ジョーダンの生きざまやサクセスストーリーが多くのHIP HOP ARTISTにも影響を与え、その人たちがエアジョーダンを愛用したため、世界中のファン層にも深く浸透していきました。

もちろん、成功者のスニーカーなので値段はお高め…。素材にも高級品を使用しています。

貧乏人には手の届かないスニーカーというのが、逆にマニア心をくすぐる要因となりました。

そんな歴史を持つエアジョーダンですが、機能性も抜群なんです。

私自身、「バッシュ最強論」説を唱えるダンサーとして力説したいところなのですが、バスケットボールは、猛ダッシュしたかと思うと急に止まってジャンプしてシュートしたり、相手にフェイクを掛けるため左右に激しく動いたりターンしたりと、とにかく体全体を大きく動かすスポーツ。

そこが、ダンスととても似ています。

スニーカー開発時、メーカーはそれらの動きに対応できるよう計算し尽くしているので、バッシュがダンスシューズとしても優秀なのは当然なのです。

「エアフォースワン」(NIKE AIR FORCE ONE)はNYのHIP HOP愛そのもの!

エアフォースワンは、NIKEから発売されているバスケットシューズで、ニューヨークのHIP HOPカルチャーの象徴ともいえる存在です。

NYのHIP HOPを愛するキッズたちの間では、金が無くてもスニーカーには命懸け、という風潮がありました。

江戸っ子の「履きだおれ」文化と似ていますね。

新しいスニーカーはそうそう買えないので、どうやったらいつまでもピカピカの新品同様に使い続けられるかを日夜研究しまくるのです。

「足元を見られる」とよく言いますがまさしくその通りで、どんなスニーカーをどんな風に履いているかでその人の評価が決まる世界です。

シンプルなフォルム、様々なカラーバリエーション、ハイソなネーミング、そのすべてがキッズたちを虜にしました。

その中でも不朽の人気を誇るのが、真っ白のエアフォースワンのミッドカットです。

ダンスをするうえでも、ソールがまっすぐでシンプルなフォルムは見栄えがします。

ブラックライトが当たると特に目立ちます。

ハイカットでは足首が擦れて痛いので、やはりミッドカットが人気です。

履き心地は少しハードで、心地よい重量感があります。

エアジョーダンシリーズより値段は安めなので、手に入れやすい一足です。

ブラックパワーの源だった!!「スウェード」(PUMA SUEDE)

スウェードは、PUMAから発売されているスニーカーで、HIP HOPだけでなくさまざまなサブカルチャーから絶大な支持があります。

SUEDEの前身モデルが誕生した1960年代は、アメリカ全土に黒人差別が色濃く残っていました。

そんな中、68年のメキシコオリンピック陸上200mの金メダリスト、トミー・スミスが表彰台に立った時、黒の革手袋をした右手にPUMA製のシューズを持ち、高く掲げて「ブラックパワーサリュート」のパフォーマンスをしたのです。

ブラックパワーサリュートとは、アメリカ公民権運動においてアフリカ系アメリカ人たちが行なった、拳を高く揚げ黒人差別に抗議する示威行為のことです。

全世界に放送されたこのシーンは、当時のスポーツ界に大きなインパクトを与えました。

その後、NYで活躍していたバスケットボール選手、ウォルト“クライド”フレイジャーがシグニチャーモデルのPUMA CLYDEがリリースされ、それが少しずつ進化を遂げ、のちにPUMA SUEDEとなりました。

ブレイクダンサーのバイブルともいうべきドキュメンタリー映画「WILD STYLE」(1982年公開)では、登場するダンサーやグラフィティアーティストたちがこぞってPUMA SUEDEを着用。それを見た若者たちがマネするようになり、爆発的なヒットとなりました。

赤や緑などの個性的なカラーリング、極太のシューレース使いなどが話題となりました。

そこから時を経た今日でも、ブレイキンを愛するダンサーたちの間では絶対にハズせないスニーカーです。

タイトなフォルムでフットワークの邪魔にならず、クッション性に富んでいるのでアクロバティックなブレイキンにとてもマッチしています。

現役HIP HOP DANCERがオススメするダンスシューズ3選まとめ

いかがだったでしょうか。

ダンスしやすいシューズ選び、大事ですよね。

あなたもあなたにピッタリな一足で、ステキなダンスライフを送ってください!