ヴォーグ・ダンス(ヴォーギン)はモデルのように踊ろう
初心者でも挑戦できるダンスをご紹介させていただきます。
今回はヴォーグ(VOGUE)です。
ファッション雑誌「VOGUE(ヴォーグ)」のモデルに似ていたことから名づけられたダンス、ヴォーグ(VOGUE)。
ヴォーギング(VOGUEING)とも呼ばれています。
マドンナの「Vogue」のミュージックビデオで世界中に認知されました。
1980年代までの、左右対称、動きの精度、上品で滑らかな動きが特徴の「オールドウェイ」。
1990年代の、より厳正で幾何学的な動きのパターン「クリック」(手足のねじれ)、「アームズ・コントロール」(手先の早業と手首の幻想的な動き)が特徴の「ニューウェイ」。
1995年ごろに生まれた、女性の滑らかな動きが極端に誇張されたり、ジャンプやアクロバットの動きを含んでる「ヴォーグフェム」。
大きく分けてこの3つのスタイルがあります。
ヴォーグ・ダンス(ヴォーギン)の基本動作
では、ヴォーグ(Vogue)ダンスの基本姿勢について、お伝えしていきます。
まずは、左足を前に出して、右足の土踏まずのあたりに、左足のかかとを付けるイメージで立ちます。
次に、左足を真ん中にまっすぐ出して、つま先でちょんと立ちます
そして腰は、腰のカーブができるくらい、お尻を後ろに突き出します。
ラテンダンスでは、お尻を内側に引っ込めて立ちますが、それとは真逆のイメージになります。
肩を後ろに引いて少し下げて、胸を張ります。
顔は、前に固定します。
次にヴォーグ(Vogue)ダンスの手の使い方(両手)とポージングについて、お伝えしていきます。
スタートポジションに手を持っていきます。
首の前あたりで、手首とひじと肩がまっすぐ一直線になるようにします。
ひじをあげることを意識してください。
これが、スタートポジションになります。
先程の基本姿勢で、お尻を後ろに突き出して、肩を後ろに引いて、胸を張ります。
腕を動かすときに、手首が90度になることを意識します。
手首が固い方は、手首を伸ばすストレッチをして柔らかく動けるように、普段から練習してみてください。
手首から、半円を描くように腕を前に出します。
前に出したときに、手が広すぎず狭すぎず、肩幅くらいになるように腕を前に出します。
手首を自分の方向に向けて、手首からまっすぐ水平に戻します。
ここで、最初のスタートポジションに戻します。
腕を伸ばすときは、力を抜いてリラックスして、ひじを伸ばしていきます。
腕を横に出すときも、まず手首が先行して、手首を外側に向けて、そのまま伸ばします。
手を横に出したときは、手のひらが肩よりも後ろに来るようにします。真横ではなくて、ちょっと後ろです。
戻るときは、手首を自分の方に向けて、ひじが下がらないように、まっすぐ戻して、ピタッと止めます。
腕を上に出すときは、手首が90度のまま、まっすぐひじを上にあげます。このときに、後ろで手がクロスするようにします。
二の腕を固定したまま、肘から先がニョキッと上に出るように出します。手首が90度で、手のひらが上向きになります
戻すときは、手をまっすぐにして、そのまま真っすぐストンッと降ろしてスタートポジションに戻します。
上に出すときに、自分の肩よりも後ろに伸ばします。なるべくひじが曲がらないように、まっすぐ伸ばします。
戻すときも、まっすぐ下がったときに、ひじが落ちないようにします。
やはり、ファッション雑誌「VOGUE(ヴォーグ)」のモデルに似ていたといわれる為に、モデルのように姿勢よくするのが基本ですね。
ダンスを楽しみながら、姿勢もよくなるのは嬉しいことです。
ダンスは初心者でもできる?
そんなダンスですが、
「ダンスはまったくの初心者なんですが、出来ますか?」という質問を頂くことがあります。
その答えは
「もちろん、できます」の一択です。
ダンスはもともと、体を動かして楽しむためのものですから、
上手下手なんてありませんし、
初心者もベテランも、同じです。
ベテランは初心者の人より、ほんの少しだけステップを知っていたり、
音楽に合わせて体を動かすことに慣れているだけです。
体力もあまり関係がありませんし、還暦を過ぎてから始められる方も多いです。
白髪でダンスを踊っている方は、
メチャクチャかっこいいですよ!
もちろん、歩き始めたばかりの2歳から始めるお子さんも多いですし、
要するに、ダンスは年齢も性別も関係ないってことです。
好きなように踊って、ダンスを、音楽を楽しみましょう!
(ダンスジャンルや様式や振付なんてものは、『ついで』です、『ついで』。
自由にのびのびと踊る事こそが、ダンスの本質ですから!)