創作ダンスって、何?
中学校の体育の授業にもなっている『創作ダンス』。
好きな音楽を選び、好きな振付で踊る、自由なダンスです。
そして、『自己表現力』が開花する可能性を秘めたダンスです。
『創作ダンス』というときに指すのは、
もっぱらこの『中学校の体育でするダンス(3種類のうちの1つ)』のことです。
振付は用意されていないので、中学生達だけで考える必要があります。
ただ、この『振付』。
専門の『振付師』がいることからもわかるように、かなり高度な仕事なのです。
ですので、「ダンスは授業が初めて。(部活やスクールなどでもダンスはしない)」という中学生にとっては、
「人前で踊るのが恥ずかしい」から始まって、「ダンスは嫌い」になってしまう要素がてんこもりです。
そうならないためには、『振付』を工夫しましょう。
「みんなができる、簡単なシンプルな技術、踊った感のある、楽しそうな雰囲気」
(ダルそうに踊っていても、サマになる振付がキモ)
・とにかく曲をききこむ(イメージが大切)
・人の踊っている映像を大量に見る
・フォーメーションの変化に時間をかける。回数を増やす
・縦横斜めの動きを交互に繰り返す
・手をたたく、足を踏み鳴らす
・特徴的な音に『大きな動作』をあてはめる(いわゆる『決めポーズ』)
・とにかく笑顔で、乗り切る!(あるいは『ダルそうなカッコよさ』で乗り切る)
これさえあれば、「自分も踊れた!ダンスって楽しいかも」ってなるでしょう。
初心者は、まず「ダンスって楽しい!」「ダンス、好きかも」
という気持ちが何より大事なので、そうなるようにもっていきましょう。
あと、思春期真っただ中の中学生ですから、
「恥ずかしくない」授業にするために全力投球するのも大切。
授業外に『コソ練(影練)』をするのも、楽しいものですよ。
授業を機に、ダンス・スクールに通うようになる中学生も多いです。
創作ダンスは初心者でもできる?
そんな創作ダンスですが、
「ダンスはまったくの初心者なんですが、出来ますか?」という質問を頂くことがあります。
その答えは
「もちろん、できます」の一択です。
ダンスはもともと、体を動かして楽しむためのものですから、
上手下手なんてありませんし、
初心者もベテランも、同じです。
ベテランは初心者の人より、ほんの少しだけステップを知っていたり、
音楽に合わせて体を動かすことに慣れているだけです。
体力もあまり関係がありませんし、還暦を過ぎてから始められる方も多いです。
白髪でダンスを踊っている方は、
メチャクチャかっこいいですよ!
もちろん、歩き始めたばかりの2歳から始めるお子さんも多いですし、
要するに、ダンスは年齢も性別も関係ないってことです。
好きなように踊って、ダンスを、音楽を楽しみましょう!
(ダンスジャンルや様式や振付なんてものは、『ついで』です、『ついで』。
自由にのびのびと踊る事こそが、ダンスの本質ですから!)