クランプって、どんなダンス?
クランプが広まったのは、ドキュメンタリー映画『RIZE』で、
ロサンゼルスの治安の悪い地域の若者たちが、
銃を持つ代わりに、ダンスを武器として生き抜く姿を描きました。
クランプは、
Kingdom(神の国)
Radically(素晴らしい)
Uplifting(精神的高揚)
Mighty(偉大)
Praise(神への賞賛)
の頭文字をとって、KRUMPと呼ばれるようになりました。
・ストンプ(足を踏み付ける)
・チェストポップ(胸を突き出す・激しく震わす)
・アームスイング(腕を振り下ろす)
の3つの動きが基本で、仲間たちや敵との『バトル』や『セッション』が中心のダンスです。
男女ともに、
相手を挑発するようなしぐさや、
身体能力を誇示するようなしぐさ、
激しい、強さを強調するような動き、
かつてのギャングたちの抗争を彷彿とさせるダンス。
今ではポップ(ポッピン)やロック(ロッキン)、
アニメーションなども取り入れながら進化し続けています。
クランプは初心者でもできる?
そんなクランプですが、
「ダンスはまったくの初心者なんですが、出来ますか?」という質問を頂くことがあります。
その答えは
「もちろん、できます」の一択です。
ダンスはもともと、体を動かして楽しむためのものですから、
上手下手なんてありませんし、
初心者もベテランも、同じです。
ベテランは初心者の人より、ほんの少しだけステップを知っていたり、
音楽に合わせて体を動かすことに慣れているだけです。
体力もあまり関係がありませんし、還暦を過ぎてから始められる方も多いです。
白髪でダンスを踊っている方は、
メチャクチャかっこいいですよ!
もちろん、歩き始めたばかりの2歳から始めるお子さんも多いですし、
要するに、ダンスは年齢も性別も関係ないってことです。
好きなように踊って、ダンスを、音楽を楽しみましょう!
(ダンスジャンルや様式や振付なんてものは、『ついで』です、『ついで』。
自由にのびのびと踊る事こそが、ダンスの本質ですから!