フレキシング・ダンスって、なに?
フレキシング・ダンスはNYで生まれた、新しいダンスジャンルで、
クランプ・ダンスに似た成り立ちです。
つまり、貧困や暴力を、ダンスで克服しようとするような世界観。
軟体動物のような、関節の無さそうな動きをするダンスのことで、
主に両肩の前後左右への『奇妙な動き』がダンスの主体。
(見ていて気味が悪いという人も)
フレキシングとは、もともとはバレエやブレイキングの軟体技を指していました。
ムーンウォークを360度回転させるような不可思議な足技や、
帽子を『新体操のボール』のように扱うような技もあります。
ですが、基本的には生まれながらの関節の柔軟性や
身体の柔軟性が求められるジャンル。
誰もがやろうと思っても、出来るタイプのダンスではないかもしれません。
ただ、『骨の外し方』など、技術が体系化されてきており、
「ありえない方向への関節の曲げ方」など、
曲芸的な技も、練習次第では体得できるかもしれません。
フレキシングは初心者でもできる?
そんなフレキシングですが、
「ダンスはまったくの初心者なんですが、出来ますか?」という質問を頂くことがあります。
その答えは
「もちろん、できます」の一択です。
ダンスはもともと、体を動かして楽しむためのものですから、
上手下手なんてありませんし、
初心者もベテランも、同じです。
ベテランは初心者の人より、ほんの少しだけステップを知っていたり、
音楽に合わせて体を動かすことに慣れているだけです。
体力もあまり関係がありませんし、還暦を過ぎてから始められる方も多いです。
白髪でダンスを踊っている方は、
メチャクチャかっこいいですよ!
もちろん、歩き始めたばかりの2歳から始めるお子さんも多いですし、
要するに、ダンスは年齢も性別も関係ないってことです。
好きなように踊って、ダンスを、音楽を楽しみましょう!
(ダンスジャンルや様式や振付なんてものは、『ついで』です、『ついで』。
自由にのびのびと踊る事こそが、ダンスの本質ですから!)