モダン・バレエって、何?
ピカソやエルンスト、キリコ、ダリといった芸術家たち、
ドビュッシーやサティなど音楽家との交流で創られた、新しいバレエ。
モダン・バレエは、クラシック・バレエの枠組みを外して作られた踊りです。
はだしで踊ったり、民族舞踊を取り入れたりと、自由な発想が特徴。
ただし、その基本はクラシック・バレエにあり、
モダン・バレエを習うにしても、基礎練習はクラシック・バレエとさほど変わりません。
コンテンポラリー・ダンスとの違いが分かりにくいともいえますが、
コンテンポラリーは『現在進行形』で進化しており、定義しづらいのにくらべ、
モダン・バレエは現代的な音楽にノセて踊られる、
クラシック・テクニックに基づく踊りと言えます。
『春の祭典』『ボレロ』などがこのジャンルに当てはまるでしょう。
モダンバレエを見て「モダンバレエを始めたい」と思われた方は、
お近くのバレエ教室に見学に行ってみると良いでしょう。
モダンとクラシックを同じ教室で教えている所もあれば、
モダンだけを教えている教室もあります。
モダンバレエの教室には振付師がいたり、
発表会では毎回違う新作を踊ったりします。
クラシック・テクニックを使いながら、新しい振付で踊るモダンバレエは
人間の内面をよりあらわに表現しているといって良いでしょう。
モダン・バレエは初心者でもできる?
そんなモダン・バレエですが、
「ダンスはまったくの初心者なんですが、出来ますか?」という質問を頂くことがあります。
その答えは
「もちろん、できます」の一択です。
ダンスはもともと、体を動かして楽しむためのものですから、
上手下手なんてありませんし、
初心者もベテランも、同じです。
ベテランは初心者の人より、ほんの少しだけステップを知っていたり、
音楽に合わせて体を動かすことに慣れているだけです。
体力もあまり関係がありませんし、還暦を過ぎてから始められる方も多いです。
白髪でダンスを踊っている方は、
メチャクチャかっこいいですよ!
もちろん、歩き始めたばかりの2歳から始めるお子さんも多いですし、
要するに、ダンスは年齢も性別も関係ないってことです。
好きなように踊って、ダンスを、音楽を楽しみましょう!
(ダンスジャンルや様式や振付なんてものは、『ついで』です、『ついで』。
自由にのびのびと踊る事こそが、ダンスの本質ですから!)